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【福祉科】2年生外部講師「認知症の理解」「食事の介護」を受講しました。

10月27日(木)社会福祉法人仁泉会 介護老人福祉施設なかだ 認知症ケア専門士 佐々木真弓様から
「認知症の理解」、同施設 言語聴覚士 千葉賢太郎様から「食事の介護」のご講義いただきました。

福祉科の2年生は認知症サポーター養成講座を既に受講しており,認知症の基礎的知識,症状に応じた正し
い対応について学習しています。

本講義では,認知症の方への対応として「ユマニチュード」という技法を知識に基づき実践しました。尊厳
を保つためには「見る」「触れる」「立つ」「話す」4つの要素を大切にし,接することが重要だと学びま
した。

利用者の方と接する上で必要不可欠な「見る」という行為一つとっても,視線をどのように送るのかタイミ
ングや速さ等細かな技術があります。
生徒は講義を受け,改めて利用者の方の立場になることで実感していました。

また,「食事の介護」では,嚥下機能の視点から食事のしくみの講義をいただきました。
食事の意義には,栄養を摂取するだけでなく気持ちを幸せにする役割があります。食事の大切さを実感し,
口からの摂取がいかに大切なのかを学びました。利用者の食事を体験するために,プリンやヨーグルトを唇
や舌等それぞれを使わないで食べてみることで疑似体験を行いました。

生徒は普段とは異なる食べ方で食べにくさを感じていました。今後の施設実習での食事介助の際には,利用
者の方に合わせた介助を行います。本講義で学んだことを次の施設実習で実践してまいります。ご講義いた
だき,本当にありがとうございました。

  

  

  

【福祉科】2年生施設実習を実施しました。

福祉科2年生の生徒22名は,10月25日(火)~26日(水)で2か所の施設にて
見学実習をさせていただきました。

多機能型事業所 若葉園では,障害がある方が普段行っているパン作りと部品の組み立
て作業を一緒に体験させていただいたり,障害がある方との接し方についてご講義いた
だいたりしました。
講義では,障害がある方への対応は「特別」ではなく,「普通」に接することの重要性
を生徒達は深く理解しました。

介護老人保健施設 なかだでは,入所施設やグループホーム,デイサービスセンターな
ど各施設の見学をさせていただき,専門職の方々の職場配置や雰囲気の違いを体感して
きました。
また,利用者の方が送迎等で実際に使用している福祉車両の操作を教えていただき,実
際に操作し,乗降を行い,利用者の方の立場から安全性を実感しました。

2日間の実習は,コロナウイルス感染対策を徹底して行いました。生徒は学校の机上だ
けでは学ぶことができない利用者の方との交流や施設での経験を通して,有意義な時間
となりました。

施設の方々には実習を受け入れてくださり,ありがとうございました。