【福祉科】1,2年生・南三陸町にて震災研修を行って来ました。
令和5年2月2日(木),福祉科1年生と2年生が南三陸研修センターのコーディ
ネートで震災研修に行ってきました。
当時高校2年生だった語り部の方に震災復興祈念公園をガイドしていただきました。
生徒たちは旧防災対策庁舎や公園で実際の津波の高さと迫力を実感していました。
また,311メモリアルのラーニングプログラムでは,震災を経験した町の方や中学
生,高校生だった方の証言を聴き,当時の中学生,高校生がとった行動に驚いていま
した。
生徒からは,
「何度も津波の映像や骨組みだけの庁舎の写真は見ましたが,実際に見て怖気づいて
しまいました」
「死の危険がある中,高校生が協力して老人ホームの利用者の方々を何度も高い所に
運んだという証言が一番印象に残った」
「もし自分が震災当時中高生だったら人を助けるなんて出来ないと思う。冷静に判断
し目の前の人に心肺蘇生をした中学生はすごいと心から思った」
「心のどこかで『大きな地震だった』記憶だけで終わらせている自分に悔しくなった」
「自分の命を守らなければ人の命も守れないので,どんなに辛くても生きることを諦め
ないようにしようと思った」
との感想がありました。
東日本大震災の実体験にもとづいた講話を聞くことで,改ためて災害時における判断や
行動を再認識するとともに,福祉や介護の視点からの災害時の対応について理解を深め
ることができました。